2019年4月9日(火)19:00より、小牧商工会議所会館4階大会議室において、「立ち上がれ!!地域の大人!!」と題し、青少年育成委員会の設営にて、一般社団法人小牧青年会議所2019年4月度例会を開催いたしました。
司会を務める小澤副委員長
開会セレモニー時の浜田君、吉戸君、野々田君
佐藤理事長の挨拶の後、青少年育成委員会の中山委員長から、青少年育成委員会では、1年を通して「子どもの自己肯定意識」に焦点をあてて活動していく方針であり、本例会では、現在の子どもたちがおかれている状況や、子どもたちの抱える問題を知り、そのうえで「地域の大人」という立場から、子どもたちにどう関わっていくのがよいかをメンバー一人ひとりが真剣に考え、議論し、それを通じて学びを得て、今後子どもたちと接する場面に活かしてほしいと考え、本例会を開催した旨説明がありました。
以上のような趣旨・目的を達成するため、本例会では、青少年育成委員会が調査検討した結果を踏まえ、子どもの現状や課題、そのような状況のもとで「地域の大人」はどうあるべきかについてセミナーを行いました。
また、セミナーを行うにあたり、参加したメンバーがただ話を聞くだけでなく、自分たちの頭で考え、理解を深められるよう、小グループによる3回のディスカッションと発表の時間が設けられました。
セミナーの講師役、ディスカッションにおける進行役を務める浜田君、野々田君、小澤君とサポート役の吉戸君
グループディスカッションの様子
ディスカッションの結果を発表する小池君、川崎君、田中君、三輪副理事長
2019年4月に入会されたばかりの落合君も、積極的に発表役を務めました。
グループディスカッションでは、経営者として採用したいと思うのはどんな人材かというテーマから始まり、実際に仕事をしていくなかでは学力よりもコミュニケーション能力等の「人間力」が重視されているというまとめがあり、続いて「人間力」を高めるにはどうすればいいかというテーマで2回目のディスカッションが行われました。
2回目のディスカッションのあと、子どもも、大人も、「人間力」を伸ばしていくうえで重要な役割を果たすのは「自己肯定意識」であること、この「自己肯定意識」を分かりやすい言葉に言い換えるならば、「自分を大切にする心、自分を認める心」である旨説明がありました。
そして、「自己肯定意識」には、「人間力」を高める基礎となるという良い面がある一方、間違ったとらえ方をすると、自分を優先するあまり他人を貶めたり、他人を責めたりすることで自分を守ろうとする心に変わってしまうという危険な面もあることについて説明があり、それを受けて、よい意味での「自己肯定意識」を育てるために、地域の大人は、子どもにどういった関わり方をするのがよいかについて3回目のディスカッションが行われました。
3回目のディスカッションで、子どもを一人の人間として尊重する、成功体験を積ませてあげる、子どもがやりたいことができる環境を作ってあげるといった回答があり、青少年育成委員会としてもそういった関わり方が大切だと考えていること、それとともに地域の大人としては、子どもたちに、子どもたちがこうなりたいと思えるような「大人の背中」を見せられるよう、様々なことに積極的に取り組む姿勢を持ち、そういった姿勢を子どもたちが目にすることができるよう、子どもたちに関心を持ち、積極的に関わっていく姿勢を持つことが重要である旨説明がありました。
最後に、4月度例会をご設営頂きました、丹野副理事長、中山委員長をはじめとする、青少年育成委員会の皆様、お疲れ様でした。
担当委員会より、例会を終えてひとこと(青少年育成委員会委員長中山麻美君)
本例会では委員会メンバー自身の言葉で本年度の青少年育成委員会の「想い」を伝えたいと考えたことから、講師をお招きするのではなく、委員会メンバーでセミナー形式の例会を開催するべく準備をはじめましたが、聞いている人に伝わるようなセミナーを構築するのは予想以上に難しく、私自身、一度は諦めそうになりました。
それでも、自分達の言葉で「想い」を伝えるということが諦めきれず、委員会メンバーの支えもあり、セミナーの内容を1から見直し、資料を作り直し、何度も練習を重ね、なんとか例会当日を迎えることができました。
例会では、私たち委員会メンバーの予想を超えて、メンバーが積極的に、楽しみながら子どもたちのために地域の大人として何ができるのかについて活発に意見を交わし、青少年育成委員会が1年間を通してテーマとする「自己肯定意識」について理解をしてくれた様子を見て、本当にやってよかったなと思いました。
青少年育成委員会では、本例会で得られた学びは今後の子どもたちの関わり合いの中で必ず活きてくるものと確信しております。
今後とも、一般社団法人小牧青年会議所が一丸となって青少年育成運動に取り組めるよう、邁進して参ります。