9月度例会~出向のススメ 出向経験者はかく語れり~

2019年9月10日(火)19:00より小牧中部公民館4階大会議室(小牧市小牧五丁目253番地)にて、「出向のススメ 出向経験者はかく語れり~」と題し、渉外委員会の設営にて、一般社団法人小牧青年会議所2019年9月度例会を開催いたしました。

司会を務める小池副委員長と渉外委員会メンバー

開会セレモニー時の加藤君、田中君

佐藤理事長の挨拶の後、渉外委員会の山影委員長から、一般社団法人小牧青年会議所が将来を見据えた組織作りを行っていくのあたって、LOMの外に出て活躍している出向者が出向先での取り組みで得た知識・経験をLOMメンバーと共有することによって、出向者個人としてだけではなく、LOMとして新たな知見を取り込み、LOMの活動に活かしていくことが重要であり、そのためにはLOMメンバーが出向者の取り組みをよく理解するとともに、出向者もLOMメンバーとのつながりを意識して、自らの得た知見をLOMに還元できるようになることが必要だと考え、4名の出向経験者をパネリストとするパネルディスカッションを行うことで、出向経験者とLOMメンバーが双方向でやりとりを行い、出向について多角的に捉えるとともに、出向経験者とLOMメンバーとが互いに理解を深める機会を設けるべく、本例会を開催した旨、説明がありました。

山影委員長による趣旨説明の後、パネルディスカッションに先立って、出向とは何か、どのような出向先があるのかについて、渉外委員会から簡単な説明がありました。

山影委員長による「出向」に関する説明の様子

山影委員長による説明の後、本年度の愛知ブロック協議会のブロックアカデミー委員会へ出向し、同委員会でチームリーダーを務めている小池公二君をコーディネーターに、愛知ブロック協議会へ副委員長として出向した経験のある吉田専務理事、東海地区協議会へ副委員長として出向した経験のある三輪副理事長、日本青年会議所へ総括幹事として出向した経験のある蛯原副理事長、そして日本青年会議所へ委員長として出向した経験を持ち、本年度はJCIこと国際青年会議所へ委員長として出向している田島監事の4名をパネリストに迎え、パネルディスカッションを行いました。

コーディネーターを務める小池公二副委員長

パネリストを務める吉田専務理事と三輪副理事長

同じくパネリストを務める蛯原副理事長と田島監事

第1テーマは、出向することを決心した「決め手」は何だったかです。

第1テーマでは、パネリストからは、勤務先の社長や出向当時の理事長、入会歴の長いJCメンバーやOBの先輩方からの言葉をきっかけに出向する機会が与えられたといった話や、出向する前は出向先がどういうものかよく分からなかったけれど、出向先にはLOMでは体験することのできない世界や、LOMでは築けない人脈があると思い、その機会を活かそうと出向を決意したといった話、あるいは既に出向を経験して二度と出向したくないと思っていたけれど、出向を勧めてくださった方の熱意に応えるべく出向を決意したといったお話をしていただきました。

第2テーマは、出向先でつらかったこと、大変だったことをどう乗り越えたのかです。

第2テーマでは、出向先での議案の作成や各種会議への出席、それに伴い多くの時間を出向先での活動に注がなければならず、会社にいることのできない時間が増えて、それを会社の人から指摘されるなど、社業によくない影響が出てしまう場面があるなど、出向先でのつらいこと、大変なことについてお話をいただいたあと、そういったつらいこと、大変なことを乗り越えて、出向先での担いを全うすることができた理由について、自分より大変なことに取り組んでいる人の背中を見て、その人を支えなければと感じていたからというお話や、ともに出向先の事業を構築する仲間たちに支えてもらったことや自分を信じて出向先へ送り出してくれたLOMのメンバーの信頼に応えようと思ったからといったお話、自分が担うことになった出向先での役割を任せられるのは日本全国にいるJCメンバーのなかでもごく一握りだけであり、それを自分が任せてもらっているということへの責任感、自分がLOMの看板や会社の看板を背負っているのだという責任感があったからというお話、出向そのものを楽しむことができたからといったお話をいただきました。

第3テーマは、LOMと出向先のどちらを優先するべきかです。

第3テーマでは、出向先とLOMのどちらを優先させるべきかについて「LOMありきの出向」であるという理解は共通にしつつも、一概にどちらを優先させるべきとはいえないといったお話、具体的には、自分が出向先で担っている役割、LOMで担っている役割、事業の内容や事業に携わっているメンバーとの関係等によってどちらを優先させるべきかは変わるといったお話、どちらを優先させるにしても、自分が何をすべきなのかを考えて、自分の判断でどちらを優先させるべきかを決め、自分で決めたことを全うするのが大切だといったお話を聞かせていただきました。

第4テーマは、出向の魅力は何かです。

三輪副理事長

海地区協議会へ出向したときの話になりますが、東海地区協議会は愛知、岐阜、三重、静岡の4ブロックで構成されており、この4ブロックから集った仲間とともに活動していくなかで、普段LOMでは出会わない人たちとの間で友情を深めることができたことは、JC活動の面でも、仕事の面でも、有意義だと感じています。

また、出向することで、他のLOMではどうしているのかといった、地域ごとのLOMの特徴や、やり方の違いを知ることができ、学びを得られるのは、出向のいいところだと思います。

吉田専務

私は愛知ブロック協議会へ2度出向させていただいているのですが、一番の魅力というか、一番自分にとって財産になっていると感じているのは、LOMで活動しているだけでは出会わない人々との人脈を作ることができたことです。

それと、もともと小牧青年会議所に入会した目的の一つが、時間を作れるようになるということなのですが、LOMでの役職を受けることでも時間を作れるようになれたと感じているのですが、出向を経験したことによって、より自分の時間をうまくコントロールすることができるようになったなと感じており、こうした自己成長の機会があるというのも、出向の魅力の一つだと思います。

蛯原副理事長

メンバーの皆さんが青年会議所に入会し、活動を続けているのは、今の自分にはない何か、具体的には人脈、経営の考え方、コミュニケーション能力、あるいは先ほど吉田専務もおっしゃっていた、時間の使い方といったものを掴み取ろうとしているからだと思いますし、私も、入会して活動を続けるなかで、入会する前よりもうまく時間が使えるようになり、人脈も増え、JCが仕事や私生活にいい方向で活きていると感じています。

こういった、今の自分にないものを掴み取るチャンスというのはLOMにもあるのですが、出向を経験すると、LOMの考えが全てではないということに気づかされますし、LOMにはないものが溢れていて、LOMでは得ることができないものを得る、あるいはLOMで得たものをいい意味で崩して、更なる成長へつなげることができるのが、出向の魅力だと思います。

田島監事

出向の魅力は色々ありますが、皆さんが言われるように、人と人とのつながりは非常に広がったと感じています。昨年は、日本青年会議所の国際グループの一員としてアジアを担当させていただいたことで、日本中にもつながりが広がりましたし、日本を越えてアジア圏の国の人々とつながりを持つこともできました。

また、自分が所属するLOMでしか活動をしていないと分からないことも多々あって、LOMとは違うやり方に触れると、普段の活動のなかでは意識できていないことにも意識が向くようになるといった点でも、学びがありました。

あと、出向先での役割には限られた人しか受けられないものもあって、そういう役割を担わせてもらうというのは、単純にやりがいもあって楽しいですし、個人的な話では、出向すると会社を長期間空けなければならないときもあって、そういうとき、どうやって自分がいなくても会社を回すことができるかを考え、準備をして、実際に自分がその場にいなくても会社が回るようになった姿をみることができたという経験は、自分にとって自信になりましたし、会社にとっても成長するいい機会になったと思います。

JCをやって会社を潰すなんて話を聞かれたことのあるメンバーもいるかもしれませんが、私にとっては、出向を含めて、JCをここまでやってきたことは会社にとってプラスになっていると感じますし、会社を空けなければならないときがあったからこそ、自分がいないときも従業員が会社を回してくれていることへの感謝の気持ちが沸いてきて、ここまでJCをやらせてもらった「恩」を、どうやって会社に返していこうかと考えています。

出向は、なかなか気軽にできるものではないですし、大変というイメージもあるとは思いますが、1歩踏み出すことができれば、その1歩は、10歩にも、100歩にもなって自分に返ってくるので、皆さんも、是非一歩を踏み出して、出向をしてもらいたいと思います。

パネルディスカッションの後、ディスカッションを聞いていたメンバーから、出向をすると、どの程度のお金と時間がかかるのかといった質問があり、各パネリストの方から回答をいただき、出向について理解を深めました。

質疑応答の後、渉外委員会が作成したアンケートに回答することを通して、パネルディスカッションを振り返りました。

パネリストを務めていただきました田島監事、蛯原副理事長、三輪副理事長、吉田専務、貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。

最後に、9月度例会をご設営頂きました吉田専務、山影委員長をはじめとする、渉外委員会の皆様、お疲れ様でした。

担当委員会より例会を終えてひとこと(渉外委員会副委員長 小池公二君)

私は昨年入会し、本年度は渉外委員会の副委員長を拝命するとともに、メンバーから楽しいよ勧められたこともあり、愛知ブロック協議会のブロックアカデミー委員会にも出向させていただき、そこではチームリーダーの職を務めさせていただいています。

出向先では、チームリーダーとして、チームで行う事業の構築や、議案の作成、塾のスタッフ会議への参加、アカデミー委員会の全体委員会への参加など、やるとも多く、場所も愛知県内の各地で行われているため、移動も含めて非常に多くの時間をとられており、つらいなと感じることも少なくはなく、LOMでの渉外副委員長としての役割と出向先でのチームリーダーとしての役割の間で、どちらを優先させるべきか頭を悩ませる機会も少なくありませんでした。

今回の例会は自分の悩みを反映したものとなっていて、パネリストの皆様の経験や言葉を聞いて、自分の悩みが解消されましたし、出向に対する意欲がふつふつと沸いてきました。

本年度も、残り4ヶ月をきりましたが、一般社団法人小牧青年会議所メンバーに勇気をもって一歩踏み出してもらえるよう、本年度の出向者として、そして渉外委員会の副委員長として、率先して行動して参ります。

2019年度8月臨時総会

2019年8月28日(水)18:30より、ルートイングランティア小牧(愛知県小牧市新小木2丁目33番地)にて、一般社団法人小牧青年会議所2019年度8月臨時総会を開催致しました。

三輪副理事長による開会宣言

開会セレモニー時の名和理事、杉本委員長、中山委員長、丸川委員長、吉戸理事

佐藤理事長からの挨拶の後、吉田専務理事から来賓並びにOB特別会員のご紹介を致しました。

8月臨時総会にご出席いただいた小牧市副市長伊木利彦様と、名和千博OB会長をはじめとするOB特別会員の皆様

来賓並びにOB特別会員のご紹介の後、佐藤理事長が議長に選出され、総会議案の審議が行われました。

会員拡大委員会杉本委員長による定足数の確認

審議・採決の結果、2020年度役員予定者承認の件について、全員の賛成により、同議案は審議可決されました。

2020年度役員予定者承認の件が審議可決されたことを受けて、2020年度理事長予定者である吉田憲生君が、お礼の挨拶をするとともに、次年度に向けての意気込みを力強く語りました。

その後、小牧市副市長伊木利彦様より、ご挨拶をいただきました。

田島監事、渡邉監事から監事所見をいただいた後、丹野副理事長の閉会宣言をもって、2019年度8月臨時総会を閉会いたしました。

8月臨時総会閉会後、ルートイングランティア小牧において蛯原副理事長の設営にて、2019年度8月臨時総会後の懇親会を開催し、引き続き小牧市副市長、名和OB会長をはじめとするOB特別会員の皆様にもご参加いただきました。

司会を務める、杉本委員長

蛯原副理事長による開会宣言

佐藤理事長の挨拶の後、小牧青年会議所OB会会長である名和千博先輩に乾杯のご発声をいただきました。

しばし歓談の後、会員拡大委員会杉本委員長より、2019年度に入会した新入会員の紹介があり、続いて2020年度専務理事予定者である三輪直慶君より、改めて2020年度役員予定者を紹介させていただきました。

今後の抱負についてスピーチをする新入会員と杉本委員長

2020年度役員予定者を紹介する三輪専務理事予定者

2020年度役員予定者を代表し、改めて挨拶をする吉田理事長予定者

最後に全員で輪になり、「若い我ら」を合唱した後、締めのお言葉を窪田保先輩にいただき、丹野副理事長の閉会宣言により、8月臨時総会後の懇親会を閉会いたしました。

締めのお言葉をいただいた窪田保先輩

最後に、8月臨時総会をご設営いただきました吉田専務、梅澤事務局長をはじめとする事務局の皆様、懇親会をご設営いただきました蛯原副理事長、杉本委員長をはじめとする会員拡大委員会の皆様、ありがとうございました。

8月委員会事業~サマーキャンプin大平宿~2日目

2019年8月17日(土)から18日(日)にかけて、サマーキャンプin大平宿と題し、青少年育成委員会の設営にて、2019年度8月度委員会事業を開催しました。

本ページでは、8月18日(日)の様子を中心に事業内容をご報告します。

また、本事業の開催にあたり、次の各企業様よりご寄付をいただいておりますので、ご紹介させていただきます(50音順)。

  • 稲葉司法書士事務所 様
  • 彩屋 様
  • 岡田商事 様
  • 加藤工業株式会社 様
  • 株式会社いろは 様
  • 株式会社ウエヤマ技研 様
  • 株式会社エポック 様
  • 株式会社かな和 様
  • 株式会社サトー 様
  • 株式会社三喜工務店 様
  • 株式会社田中建設 様
  • 株式会社中根石工造園 様
  • 株式会社中モールド 様
  • 株式会社vivid 様
  • 株式会社尾北菱建材 様
  • 株式会社堀の内地所 様
  • 菊寿司 様
  • 小牧金属株式会社 様
  • SouLife株式会社 様
  • 名東電産株式会社 様
  • ほっかほっか亭 小牧インター東店 様
  • 箕浦工業株式会社 様
  • 有限会社エフプランニング 様
  • 有限会社社本建材 様
  • 有限会社富田文溪堂 様
  • 有限会社野田造園 様
  • 有限会社平石アルミ 様
  • 渡邉哲基税理士事務所 様

子どもたちは午前7:00に起床し、7:30からは朝の集いを行うため、グラウンドに集合します。

朝の集いでのラジオ体操の様子。今日も怪我なく過ごせるよう、しっかり体をほぐします。

ラジオ体操が終わり、村長の挨拶で、本キャンプ事業最後の1日がスタートします。

朝の集いが終わったら、朝食の時間です。食パンとキャベツとソーセージで、「カートンドッグ」を作ります。パンを包んでいるアルミホイルの入った牛乳パックが自然に燃え尽きるまで待ちます。

朝食が済んだら、荷物の片付けと、宿の掃除を行います。

片付けと掃除が終わったグループは、しばらく自由行動です。

おじさんもこっそり水遊び・・・

最後に、校舎横に設置されているバーベキュー場に移動し、グループごとに火を起こして、バーベキューです。

昨日のかまど、いろりとはまた勝手が違うバーベキュー場での火おこし。昨日の体験を活かし、うまく火をつけられるかな・・・

火がついたら、肉と野菜を焼いていきます。一日目の成果か、みんな手際よく、役割分担をして準備を進めていきます。

子どもたちに負けじと、おじさんたちもがんばります。

昼食が終わったら、すいか割りをします。皆で声をかけて、目隠しをしている子をすいかへと誘導します。

おしいけどあたらないときもあれば・・・

スイカにジャストミート!した子も・・・

うまくあたりすぎてスイカを粉砕してしまった子も・・・

割ったスイカは、皆でおいしくいただきました。

大平宿での全行程を終えて記念撮影。初日よりも、子どもたちの表情は明るく、参加した子どもたちには一体感を感じます。

バスに揺られて、小牧商工会議所会館へ戻ってきた子どもたち。さすがに、表情に疲れの色が見えます。

最後の気合を振り絞り、この2日間を振り返って、それぞれよかったことや自分ができたこと、できなかったこと、他の人との関わり方や、取り組み方はどうだったかを言葉にして、この2日間での学びを深めていきます。

2日間の振り返りを終えて、最後の解団式がはじまります。

解団式では、村長から、この2日間のキャンプ事業の感想として、1日目に出発するときと比べて子どもたちの間での会話も増え、このキャンプに来るまで知らなかった子どもたちとの間でも協力し合っていろんなことに取り組めるようになっていくのが目に見えて分かるくらいで、とてもよい2日間だったと思う旨のお話がありました。

村長が感想を話した後、担当副理事長である丹野雄介君より、保護者の方々へ2日間にわたるキャンプ事業に子どもたちを快く送り出していただいたことに感謝の言葉を述べるとともに、一般社団法人小牧青年会議所では、単に楽しく遊ぶだけでなく、青少年に成長する機会を提供するために様々な事業を行っていることに触れ、参加してくれた子どもたちが本キャンプ事業では普段経験することのできないことを体験してもらうことを通して、最初は難しかったかもしれないけれど、このキャンプに参加するまで知らなかった子どもたちとも協力して、食事の準備や、キャンプファイヤーでの出し物などに楽しんで取り組むことができていた様子や、2日目には誰に言われるでもなく仲間の子どもたちや引率役の大人たちと協力していこうという姿勢を持つことができていたのをみて、本事業は子どもたちの心に何かを残すことができたのではないかと感じている旨述べて本事業の総括をし、最後に2日間の長期間にわたって本事業に参加して、一生懸命取り組んでくれた子どもたちに感謝の言葉を述べました。

最後に、吉戸理事から閉会宣言があり、本事業は終了いたしました。

参加してくださった子どもたち、保護者の皆様、本当にありがとうございました。

また、本事業の趣旨にご賛同いただき、ご寄付をいただいた企業の皆様のおかげで、本事業を無事開催することができました。誠に、ありがとうございました。

最後に、8月委員会事業をご設営頂きました丹野副理事長、中山委員長をはじめとする、青少年育成委員会の皆様、事前説明会から2日間にわたるキャンプ事業まで、本当にお疲れ様でした。

担当委員会より例会を終えてひとこと(青少年育成委員会委員長中山麻美君)

本年度の青少年育成委員会では、子どもたちの自己肯定意識の醸成をテーマに、4月度例会では一般社団法人小牧青年会議所メンバーに向けて現代を取り巻く子どもたちの状況や、自己肯定意識を育むためには子どもたちとどう接したらよいかについてセミナーを行い、6月度例会では子どもたちが様々なプログラムに楽しみながら取り組むことで自己肯定意識を持ってもらえるよう、体を動かしたり、頭を働かせて課題に挑むことができるような事業を開催しました。

本事業では、普段の生活のなかではできない経験を通して子どもたち一人ひとりの「自己肯定意識」を育むとともに、「自己肯定意識」が独りよがりなものとなってしまわぬよう、子どもたちが互いに協力して課題に挑むことを通して、互いを認め合い、自分だけでなく、他人も同じように大切に思うことができるようになってもらうことを目的としていました。

本事業が始まったばかりの頃は、子どもたち同士の会話も少なく、知っている子同士で固まっているような印象もありましたが、村長選挙やキャンプファイヤーでの出し物の練習、夕食の準備等をグループみんなで行っていく中で、誰か一人に押し付けたり、のけ者にしたりすることなく、自然とみんなで役割分担をすることができるようになり、2日目には大人たちが声をかけなくても子ども同士で声を掛け合って行動することができていたのを見て、この事業の目的も少しは達成できたかなと感じました。

本年度の青少年育成委員会の事業は本事業が最後となりますが、本事業についてきちんと決算を行い、一般社団法人小牧青年会議所が、小牧市の未来を担う青少年にとってよりよい事業を展開していくための一助となるよう、本年度、青少年の育成を担う委員会としての役割を果たして参ります。

最後に、未熟な委員長を支えてくれた委員会メンバー、匙を投げることなく指導してくれた丹野副理事長、本当にありがとうございました。

担当委員会より例会を終えてひとこと(担当副理事長丹野雄介君)

中山委員長は、本年度はじめて委員長を務めることとなり、一般社団法人小牧青年会議所として事業を構築するうえでどういったことに気をつけないといけないのか、どういったことが大切なのかについては、右も左も分からない状態でしたが、想いは人一倍強かったので、私をはじめ、周囲の言葉がうまく響かず、4月度例会から本事業に至るまでの間に何度も衝突し、もう自分のやりたいようにやらせて痛い目を見ないと分からないのではないかと、匙を投げたくなったときもありました。

しかし、悩みながら、委員会メンバーに支えられながら、一生懸命に自分の想いを形にしようとする中山委員長の姿を見て、指導役である自分が投げ出すわけにはいかないと思い、今日に至るまで、中山委員長をはじめとする青少年育成委員会メンバーに寄り添い、指導を続けてきました。

本事業は、本年度の青少年育成委員会の集大成となる事業であり、細かい部分でいえば準備が十分でなかった部分もありますが、それでも子どもたちが自ら進んで他人と協力しようという姿勢を持つことができたのは、中山委員長と青少年育成委員会メンバーの強い想いがあったればこそかなと感じています。

指導役として人を導いていくことの難しさを感じた本年度ではありますが、人はいずれ人を指導する立場になっていかなければなりません。本年度の私の指導がよかったのか自信はありませんが、本年度の経験が中山委員長をはじめとする青少年育成委員会のメンバーの成長につながり、ゆくゆくは自分達よりも若い世代を指導する立場になったとき、どんな形でもいいのでこの経験を活かしてもらえたらいいなと思います。

最後に、本年度の青少年育成委員会の事業にご参加いただいた皆様、そしてご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。